こんにちは!
ブログ管理人のようママです。
あなたは、子供に何歳から携帯を持たせるべきだと思いますか?
あるいは、持たせましたか?
近年、子供が犯罪に巻き込まれることを心配して、小さいうちから子供に携帯を持たせる家庭が増えてきています。
内閣府が公開している「小学生の携帯やスマホの保有率は年々増加している」という調査報告によると、高校生では98.1%とほとんど、中学生では51.6%の半数、小学生でも27.5%と3割近くの子どもが携帯電話を持っていることがわかります。
子どもに持たせる携帯電話は、大まかに2種類。
「子ども向け携帯」と「(ジュニア)スマホ」に分かれます。
「子ども向け携帯」は、通話やネット未接続など機能が限定され、防犯ブザーやGPSがついている、親の不安を取り除く仕様になっている携帯電話。
小学生は約6割(59.2%)、中学生では2割台前半(22.3%)、高校生では1割未満(7.0%)が「子ども向け携帯」を所有しています。
フィルタリングなど色々な制限がかかっている「ジュニア向けのスマホ」や一般的な「スマホ」になると、小学生では1割未満(7.6%)が所有。
中学生では2割台半ば(25.3%)、高校生では5割台半ば(55.9%)と学年が上がるにつれ所有率が増加しています。
このように、小学生の間は、安心面を優先した「子ども向け携帯」を選んでいる保護者が多いことが分かります。
また、子供に携帯を持たせると「いつでも連絡をすることができる」などのメリットがあります。
一方で、学校に携帯やスマホを持っていっていいの?小さいころから携帯を与えてしまって脳に影響はないの?などといった反論もあります。
ちなみに、わたしも春から小学生になる子どもに防犯ブザーのみを持たせるべきか、GPS機能の付いた「子ども向け携帯」にするか考えています。
ということで、今回は、「子供に携帯をいつから持たせるべきか?」と悩んでいる方のために、小さいうちから子供に携帯やスマホを持たせるメリットとデメリットについてまとめてみました。
また、小学生に持たせたい「子ども向け携帯」についても一緒に考えていきましょう。

子ども向け携帯の特徴
子供向け携帯電話は、「通話制限」「ネット非接続」「GPS」「防犯ブザー」を搭載した、小中学生を対象とした子ども向けの端末です。
子ども向け携帯の特徴は、GPS測位機能を搭載し「子どもへの配慮と保護」をコンセプトにした携帯電話。
よく耳にするのが、キッズケータイという名前ですが、これはNTTドコモが発売した子ども向け携帯電話のブランド名で、NTTドコモの商標。
ドコモ、au、ソフトバンク、3つのキャリアからも同じような「子ども向け携帯」が発売されています。
キャリアごとに、それぞれの特徴がありますが、次の共通点があります。
- 通信通話が制限されている(限定された台数との通話)
- ネット非接続
- GPS機能で子どもの居場所を確認できる
- 防犯ブザーがついている
このように、「子ども向け携帯」はいつでも連絡できる「利便性」とGPSや防犯ブザーがついた「防犯性」を重視しつつ、ゲームや有料・有害サイトへのアクセスが出来ないよう、「ネット非接続」など親の心配を取り除いた仕様になっています。
どうして持たせたいの?
最近では、入学時に学校から防犯ブザーを配られる学校もあるようです。
「防犯ブザーを持っているのに、携帯電話を持たせる必要があるか?」と悩んでいる人もいるはず。
すでに子供に携帯を持たせている、これから持たせたいと考えている保護者は、何が決め手になったのか。
気になるその理由を紹介します。
- 習い事の際に連絡がとれるようにしたい
- 災害・事故などの緊急時に連絡を取りたい
- 緊急連絡とGPSによる位置把握のために持たせたい
- 小学校入学と同時に防犯ブザーがわりに持たせた
- メールや電話、連絡が取れて何かと便利
- 友達が持っていて、欲しがるから
入学や進学で持たせるタイミングが多いようす。
また、新しい習いごとや塾通いを始める際の、防犯対策として考えているご家庭も。
通学距離や習い事、ご家庭によって携帯が必要かどうか、検討しましょう。
子供に携帯をもたせるメリット・デメリット
保護者が感じる「子ども向け携帯」と「ジュニア向けスマホ」のメリット・デメリットについて紹介したいと思います。
「子ども向け携帯」のメリットとデメリット
- メリット
-
- 連絡が取りやすい
- 通話、メールの発信制限がある
- 通話時間、メール送信回数の制限が可能
- インターネット未接続
- GPSで居場所が把握できる
- 防犯ブザーがついている
- 警備会社との連携サービスもあり、緊急時に警備会社が駆け付けてくれる
- シンプルな操作で頑丈、防水
- デメリット
-
- 災害時には電話がつながりにくくなる
- 持ち込み禁止の学校もある
- 小学校高学年になると、恥ずかしがって持ちたがらない子も
- 一度携帯を持たせ始めると、「子ども向け携帯」→「スマホ」に買い替えることになる
「ジュニア向けスマホ」のメリットとデメリット
- メリット
-
- 防犯ブザーがついている
- GPSアプリで位置情報がわかる
- 連絡がとりやすい
- 電車内など、通話が不可能な場所でもコミュニケーションアプリで連絡できる
- 災害時、電話が繋がらなくても、LINE-などのコミュニケーションアプリで連絡がとれる
- 情報処理能力が高くなる
- デメリット
-
- 持ち込み禁止の学校もある
- ゲームアプリに夢中になる
- 目が悪くなる
- LINEを使ってのイジメ、仲間はずれ
- 時間を問わず、友人と連絡が取れ、交友関係が把握できない
- 情報流出のトラブル
- アプリでの出会い系トラブル
- フィルタリングが電話回線では適用されてもWi-Fiでは適用されないことがある
- 有料サイトへのアクセス
- 月額料金が高い
携帯電話以外のGPS発信機、防犯サービス
「携帯を持たせるほどでもないけど、GPSや防犯ブザーは持たせたい」という方に、おすすめのサービスもあります。
その一部を紹介しますので、参考にしてください。
- ドコッチ(docomoの時計型GPS発信機)
-
引用元:ドコッチ ポータルサイト – トップ – | NTT ドコモ
【特徴】
- 月額780円
- スマホやパソコンからメッセージを受け取れる
- スマホとドコッチをペアリングすることで、一定距離を離れると双方にお知らせ。うっかり迷子を防止
- こまった時はSOS。子供がボタンを長押しすると、最大6台のスマホやパソコンにすぐにお知らせ
- みまもりGPS(ソフトバンクのGPS発信機)
引用元:みまもりGPS 201Z | みまもりGPS | 製品情報 | モバイル | ソフトバンク
【特徴】
- 指定された携帯電話(ソフトバンク以外でもOK)にメールでGPS位置情報を送信
- 別料金でセントラル警備保障の警備員駆けつけサービス(CSPケータイdeアシスト 月額警備料300円、出動料5,500円/h)も使える
- ココセコム(セコムのGPS発信装置)
引用元:セコムの【ココセコム】|GPSによる外出時の防犯・安全管理、車・バイクの盗難対策に
【特徴】
- 月額基本使用料900円~(加入料、機器代は別途)
- 子どもがボタンを押すと、セコムから親に電話。様子を見に行く必要があれば、セコムが現場急行(1回10,000円)
- エキッズ
-
引用元:エキッズ | エキッズってなに?
【特徴】
- エキッズとは、お子様が東急線の駅改札および東急バスの運賃機をICカード乗車券PASMOでタッチすると保護者に通過情報がメール配信されるサービス
- 月額500円+税(お子様1名・メールアドレス1個につき)
- 小学生から20歳まで対象
- 20歳まで自動更新される
- どこ・イルカ(位置検索サービス・緊急通知・防犯ブザー)
-
引用元:子どもの防犯・老人徘徊対策 | 定額制位置検索システム どこ・イルカmini
【特徴】
- 位置検索サービス・緊急通知・防犯ブザー
- 何度検索しても追加料金なしの定額制
- 月額1,490円(契約料・本体価格は別途)
- 持っている携帯・パソコンなどで「どこ・イルカセンター」に問合せると、出発してからの5分毎の足どり(移動軌跡)が地図で確認できる
- 子どもが「緊急通報スイッチ」を押すと、警報ブザーが鳴動するとともに、家族の永代(最大5カ所)に緊急通報が届く
最後に。何よりも大事なのは、子供の安全
子どもに携帯を持たせる理由No.1は、「緊急時に連絡をとりたい」から。
何歳になったからでも、周りが持っているからでもありません!
必要かどうか、親の気持ちで持たせるかどうかが決まります。
我が家の場合も、習い事が終わったら連絡をとりたいので「子ども向け携帯」を考えています。
「災害時に電話がつながらない」といった意見もありましたが、定型文メールのやり取り可能な「子ども向け携帯」もあります。
携帯のほかにも、いろいろなGPS発信機やサービスがあり、目的に合わせて選べそうですね。
また、最近では、携帯を持たせるタイミングで、はじめからスマホを持たせるケースも増えています。
個人的には、子どもにスマホを与えるのは、デメリットのほうが大きく不必要。
自分のお金で支払いができるようになるまでは、親が与える携帯を使用させるべきだと思っています。
中高生になるとLINEを使って部活の連絡をし合うなどの話も聞きます。
でも、どうしてもLINEが必要な場合は、親のスマホを貸すなど、親と共有することでトラブルを回避しているご家庭もあります。
もし、スマホを選ぶご家庭では、フィルタリングはもちろん、ゲームは無料範囲内、使用時間を決めるなど、親子でのルールをしっかり決め、子供の健康と生活をしっかり守ることが必要だと思います。
それぞれのご家庭で必要、不必要を見極めて子どもを安全から守る方法を考えましょう。